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特定非営利活動法人 こども・コムステーション・いしかり(石狩市)は、平成28年度から「学習支援マナビーバ」の事業を行なっています。これは公共の施設「こども未来館あいぽーと」で、毎週金曜日の夜に約3時間にわたって行なわれる活動です。
ここ「学習支援マナビーバ」の空間では、午後6時になると近隣の主に中学3年生10数名が集まり、ボランティアのお母さんたちの手づくり料理が振る舞われて、子ども達は先生役の学生さんと1つの食卓を囲む楽しいお食事会があります。
午後6時45分からの大学生ボランティアによるマナビーバ授業では、1人の先生がほぼマンツーマンで中学生を担当して苦手な教科などについて『家庭塾』のような雰囲気のなかで一緒に学んでいきます。ここでは、教科以外にも大学生と中学生の語らいの場面などもあって、家庭や学校では味わえないような人生、進路や生き方などの学びの機会も生まれているようです。
現地調査を行なったこの日は、大学生ボランティアによる特別授業が行なわれました。今回は「魔方陣」を取り上げて、方程式や文字代入などの方法で悪戦苦闘して回答に挑戦していましたが、「魔方陣」を解き明かす体験の中から日常生活で何かのつまずきなどに対しても、物の見方や考え方で目先が開けることもあることを伝えたかったボランティア先生の出題意図は伝わったように思います。
「学習支援 マナビーバ」は、近い将来の志望高校進学に向けての学習の場としてだけではなく、未来に向かう子ども達の自己創生の場にもなっているようでした。
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