「健康を考える観光」を推進するイムノサポート活動推進事業〜メタボビートキャンプIN夕張〜
日 時: 平成19年10月9日(火)
場 所: 夕張市
担当者: 田口副理事長・河野事務局員
大自然の中で食生活を見直して健康になろう。北海道夕張で観光と健康がドッキングした、日本初の試みメタボ改善ヘルスツーリズムモニターツアー、その名も「メタボビートキャンプIN夕張」が10月8日〜10日に開催されました。 ブートではなくビート。3日間でメタボを打ちのめそう! イムノサポートセンター理事長でもある北海道大学の西村教授がツアーを命名。

今回のツアーは東京や埼玉から総勢13名が参加。

私たちは2日目の朝から参加させていただきました。 当日は小雨の降る悪天候の中、まず石炭掘りを体験。山の奥の奥まで車を走らせ、途中から歩くこと15分、炭脈に到着。そこは露頭掘りが体験できるようになっていました。注意事項等説明があり、いざ採掘。これが思うように採れない、本当に難しいものでした。石炭はパイ生地のように平面の層がいくつも折り重なっているため、普通に上からつるはしを入れると小さな破片しかとれません。慎重にかつ力強く層に沿ってつるはしを入れると大きな塊が採掘できます。
ここで掘った石炭が、そのまま昼ご飯の燃料となるため参加者皆さん必死?で採掘していました。かなりのカロリーを消費したであろう石炭採掘体験後、昼食をはさみ、午後は場所を夕張滝の上公園に移動しウォーキング。初夏の紅葉に気持ち良さを感じながら約40分のウォーキング。大変心地よい時間でした。その後病院にて検査結果を個別に受け、そこで私たちは解散しました。

上士幌の杉花粉ツアーを手初めに、免疫(人間本来の抵抗力)について自分自身が考え行動していくことの大事さを伝える試み。薬に頼るまえに、人間が本来持ち合わせている抗体でアレルギーを打ちのめす。このツアーもそのきっかけにすぎないかもしれませんが、現代社会でおざなりになってきた部分にメスを投じたと感じます。
昔はアレルギーが珍しかった。今はアレルギーじゃない人を見つける方が難しい。抗菌、偏食、不規則・・・。
現代社会の生活習慣が人間の本来持ち得る能力を破壊し続けてきた。
基本に立ち返る。ただそれだけの事に感じたが、それが最も苛酷な気もした。

自分も猫アレルギーを持っている。20歳で突然表面化した。それまでは、猫が怖くなかったが、今はやっぱり怖い。食生活が変わったことが原因だったことも今回初めて知った。一人暮らしを初めて、インスタント食品と外食を繰り返し、不規則な生活を送っていた結果。

杉花粉ツアーと違いメタボビートツアーの強さは通年実施が可能なこと。
ヘルスツーリズムの新たな形として、今後期待ができる事業だと思います。
石炭掘り体験
石炭掘り体験
ウォーキング
ウォーキング
西村教授の講演の様子
西村教授の講演の様子
   
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